本校では、年間を通じて「横須賀学院セミナリオ」と総称される課外講座を実施しています。

６月17日（月）にはフェリス女学院大学より藤巻光浩先生、現在 同大文学部３年次に在籍している卒業生の二人を迎え、学びの機会を持つことができました。

今回の課外講座では、特に大学の学びにカジュアルに触れてみたい／実際のキャンパスライフについて聞いてみたい生徒を対象に、前半は藤巻先生による模擬講義＋ゼミナールを実施頂き、後半は卒業生から進学に向けた準備や心構え、実際の大学生活について報告を受けました。

前半の模擬講義では、在校生たちにも馴染みのあるディズニー映画『白雪姫』を取り上げ、今回は特に作品中の「小人」の存在に注目し、作品から／を通して考えることのできるジェンダーやセクシュアリティに関わる課題を検討しました。

ディズニープリンセスとしての「白雪姫」ではなく「小人」をめぐって、現代的な「非モテ」やヘイトクライムにまで論及する講義の内容は、参加した在校生にとって大いに知的刺激を受けるものとなったようでした。

後半の卒業生からの報告では、高校時代の学習のポイント、進路選択の実際、女子大の特色と魅力など多岐にわたる内容が言及され、全体のプログラム終了後にも熱心に卒業生を囲んで質問をする在校生の姿がとても印象的でした。

各大学からサポートを頂き、このような課外講座の場を継続的に持つことができること、そして、卒業生と在校生が課外講座を通じてゆるやかなつながりを形成し、学院を結び目として学びの場が広がることのありがたさを改めて強く感じる日となりました。

本校では、これからも生徒の学びを支え、深める課外講座を積極的に企画してまいります。