1. HOME
  2. お知らせ
  3. [高2]「総合的探究」学習成果発表会

NEWS

お知らせ

行事

[高2]「総合的探究」学習成果発表会

「憐れみ深い人々は、幸いである。その人たちは憐れみを受ける。……
平和を実現する人々は、幸いである。その人たちは神の子と呼ばれる。」
(マタイによる福音書 5:7-9)

3月11日(月)東日本大震災から13年のこの日、高2学年では大チャペルを会場に「総合的な探究の時間」学習成果発表会を実施しました。

当日は自ら発表にエントリーし、複数回の事前指導を経て本番に臨んだ11組の生徒が、個人もしくはグループの形式で発表を実施しました。本年度より追加されたグループによる発表にも複数組の生徒たちが挑戦し、英語による発表に取り組む生徒も参画するなど、生徒たちの前向きな学習姿勢がとても印象的でした。


本年度、高2学年「総合的な探究の時間」の学習テーマは「平和と共生」です。

第二次世界大戦、太平洋戦争への反省をもとに横須賀の地で学び舎をひらいた横須賀学院にとって、「平和」「共生」はいずれも教育の根幹を象る重要な価値であり、それらの実現は教育における大きな目標です。生徒たちは、体験学習(平和教育のプログラムを含んだ宿泊行事)で、広島/長崎/沖縄/ベトナムをコースごとに訪問し、戦争の歴史にふれ、平和への思いを新たにしてきました。

また「総合的探究」内の集中学習のプログラムでは、現代社会における共生をめぐって、外部より講師を招き「沖縄における若者の生きづらさ」「外国にルーツを持つ子どもたちへの支援と多文化共生」について学びと対話の機会を持ちました。

学習成果発表会では、広義の「平和」「共生」に関わる内容の発表を受け付け、国際平和や多文化共生に関わる内容から自然環境との共生や災害との共生など、幅広いテーマの発表が行われ、最優秀賞には、東日本大震災、能登半島地震をふまえ、防災意識を養うことの重要性を明快に示し、身近な題材である校内の防災課題を分析し、具体的に学校でも実施できる提案を示した発表、「防災意識を高めるために」が選ばれました。

生徒たちには、国家間の衝突や地域紛争といった大文字の「平和と共生」はもちろんのこと、足もとからはじまる身近な「平和と共生」をめぐる課題の検討や探究にも積極的に目を向けてもらいたいと考えています。

そして、成果発表会をもって高2学年「総合的探究」の学習は完成となりますが、これからも生徒たちには「総合的探究」をはじめ、各科目の授業や日々の課外活動を通じて養ってきた、問い抜く力/学びに向かう力/粘り強く対話を重ねる力/表現する力を善く用いて「平和」「共生」の新たな担い手として学院を巣立ってほしいと願うものです。

 

最新記事