柔道部活動報告
■第46回 黒潮旗武道大会 2022年12月18日 東海大学付属静岡翔洋高校体育館
優勝:富士学苑高(山梨)
2位:比叡山高(滋賀)
3位:横須賀学院高(神奈川)
3位:創志学園高(岡山)
メンバー 先鋒・横山七海(2-11) 中堅・木下聖音(2-8) 大将・酒井梨里花(2-9) 補欠・福元稲穂(2-10)・福岡瑠璃(1-8)
※横山七海は優秀選手として表彰をうけた。
新年度の高校柔道界の行方を占う重要な大会の一つとして、主催者が全国から選抜さした36校がエントリーして争われた大会でしたが、順調に勝ち抜き、昨年同様3位に入賞しました。実力的にはもう一つ勝ち上がれると思っていましたが、多くの課題を残しつつ、小さな自信を持ち帰れたことは大きな収穫でした。
■令和4年度 全国高等学校柔道選手権大会神奈川県予選(個人の部)2023年1月15日 浅野高校柔道場
※春の全国選手権大会は5階級(48kg・52kg・57kg・63kg・無差別)。
本校からは48kg級を除く4階級10名の選手がエントリー
48kg級 本校からの出場者なし
52kg級 準優勝・福元稲穂(2-10)※小川菜乃(1-6)は怪我のため棄権
57kg級 3位・相内瑞生(1-10) 3位・片野杏都(1-12)
63kg級 優勝・横山七海(2-11)3位・野上ひなこ(1-7)5位・福岡瑠璃(1-8) 緒戦敗退・岩瀬にな(1-11)
無差別級 優勝・木下聖音(2-8)準優勝・酒井梨里花(2-9)
5階級中2階級優勝。横山七海(63kg級)と木下聖音(無差別級)の2名は、3月に日本武道館で行われる全校大会に出場します。優勝した2名は、全国でも上位に進出する力を持っています。ここからの2ヶ月で「上位」でなく「優勝」を目指す力を身につけ、その目標を実現していきたいと思います。
■令和4年度 第45回全国高校選手権大会神奈川県予選(団体の部) 2023年1月22日浅野高校柔道場
先鋒(52kg以下)福元稲穂(2-10) 中堅(63kg以下)横山七海(2-11) 大将(無差別)木下聖音(2-8)
横須賀学院は第2位(決勝は対桐蔭1-0)
団体としては、全国大会への出場権を獲得できませんでした。
優勝する力は十分にありました。それを実現することができなかったのは、紛れもなく監督としての濵名の力不足です。選手たちに申し訳ない気持ちです。
決勝前には「他の誰かに任せるな。自分が決めてやるという思いを持て」と叱咤しましたが、勝負の流れは取り戻せませんでした。もっともっと、勝ち負けなんか意識しないくらい伸び伸びと戦ってよかった。その結果負けたというのなら、それなりの納得もあったでしょう。もちろん凌いで凌いでワンチャンスをものにした桐蔭の我慢強い戦いも賞賛に値します。それでも私たちは、その我慢強さを打ち崩すほどの猛攻をたたみかける勇気を発揮するべきでした。エースと見込んだ横山が破れての敗戦です。今回は「完敗」というほかありません。そして「そこにある力」を出させることができなかったのだとしたら、それはやっぱり監督の責任です。
それでも、収穫もありました。その日、一番いい試合をしたのは、先週の個人決勝での完敗で、一番危機感が強かった福元でした。たった1週間で「完敗」から「取りきれなかった」まで試合内容を上げてきたのは立派でした。ここまで順調に力をつけてきた横山にとっては、ほとんど初めての試練です。そして、ともすると雑になりがちな彼女にとって、必要な試練です。必ず乗り越えて、春には今の倍くらいの「無敵」の強さを身につけてくれるはずです。大将戦は「勝つか負けるか」の戦いしかない状況に追い込まれたのですから、相手の力を確かめることなく、初めから猛攻を仕掛けるべきでした。きっとこの悔しさが木下を本物にしてくれるでしょう。このままではいられません。1年生も目を覚ましてほしい。本当の強さを身につけて、夏には拳を突き上げるような喜びをチーム全体で爆発させたいと思います。また強くなります。次は嬉しい報告ができるように頑張ります。
(顧問 濵名 淳)