本校では、年間を通じて「横須賀学院セミ ナリオ」と総称される課外講座を実施しています。

11月14日(火)放課後，東洋英和女学院大学連携講座として，東洋英和女学院大学国際社会学部の田中極子准教授にご来校いただき「国際社会での女性の力　ー平和と持続可能な未来のため－」と題してセミナリオを実施しました。

ロシアがウクライナに軍事侵攻し，中東では再びパレスチナの問題が悪化している現在，戦争を予防するために，戦争を終わらせるために，戦後復興を進めるために，国際社会はさまざま方法で取り組んでい
ます。その取り組みの中に，地球の半分の人口を占める女性はどれくらい関わってきたのでしょうか。女性が関わることによって，社会はどう変わるのでしょうか。男性中心にものごとが決められ，女性の視点や立場が蔑ろにされた中で，真の平和を構築することが難しいのではないでしょうか。

国際連合の安全保障理事会で働かれていたご経験から，国際機関の中で女性がどのように活躍し，平和構築のために関わり，変化を生み出してきたのかをお話しいただきました。国連難民高等弁務官として紛争地に直接足を運んで難民支援活動に従事された緒方貞子さんの姿を通して，真の人道主義のあり方を学ぶことができました。

本校では生徒の探究や発展的な学びを支え、進路意識の醸成を促す課外の学びの機会をこれまでも、これからも積極的に設定してまいります。