本校では、年間を通じて「横須賀学院セミナリオ」と総称される課外講座を実施しています。

9月28日（土）午後，猿島フィールドワークを実施いたしました。この講座は探究型セミナリオ「軍都ヨコスカ研究」の第3回として実施したもので，軍港都市としての横須賀の歴史を学ぶシリーズです。

本校からも間近に見える猿島は東京湾に浮かぶ無人島です。周囲1.6キロの小さな島ですが，幕末から第２次世界大戦にかけて首都防衛の拠点となりました。幕末には国内初の台場が築造され，明治に入ると軍の所管となって東京湾要塞の猿島砲台が築造されました。2015年には史跡に指定されています。岩壁を掘ってレンガで覆われた兵舎や弾薬庫などの要塞跡を猿島公園専門ガイド協会の方に案内していただき見学しました。

学校に隣接する三笠公園から船でわずか10分。横須賀の市街も，米海軍施設も間近に見ることができます。

あいにくの曇天で東京スカイツリーや富士山などの遠望は叶いませんでしたが，日頃校舎から眺めていた猿島に初めて渡った生徒たちは土曜日放課後のひととき，充実した体験と学びをすることができました。

本校では、これからも生徒の学びを支え、深める課外講座を積極的に企画してまいります。